2023年12月14日(木)
桜が散った頃、久しぶりに再会した。
また面白いことをゼロから始めたいと思った。
猛暑の中、「えいやっ」と踏み出した。
たくさんの力を借りた。
夏を引きずったまま、向き合った。
慎重にもなったしミスも増えた。
今は、もうサンタクロースが近づいてくる。
そして…
はじめまして、お久しぶりです。「えんそく」という演劇ユニットをやっている小川結子です。えんそくのこれまでは、劇場ではない場所で演劇をやったりしていました。最初に作ったコンセプトは3つあります。
① 日常からちょっとだけ遠い所に演劇を。
えんそくの公演は主に劇場以外で行おうと思います。 隠れ家的スポット?に日常と虚構を詰め込みたいです。
②仕切りのない同じ空間で。
お客様と出演者が仕切りのない同じ空間で共に 「体験」や 「発見」 をすることを目指したいです。 その場に生まれたものを大事に。
③ みんなで持ち寄って。
対等に意見を出し合い創作します。 また座組は少人数にし、 出演者はスタッフも兼ね、多面的に演劇に関わります。
今現在、少し考えが変わったり膨んだりしているところもあるので改めて文にしたいと書いています。
まず、私は演劇を広めたくて演劇をやっているのだと思います。そして、演じるだけではない面白いこと楽しいことが、創作の過程に転がっていると感じています。色んな得意を集めてなるべく大きな輪を作ってみんなのやりたいことと私のやりたいこと、両方できないかな。少人数で構成する演劇をコンセプトにしていたけど、関わる人が多くても良いんじゃないかと今は。学校行事の遠足の先頭を歩くのが担任だとしたら私は副担任くらいのポジションでいられたら本望です。列の1番後ろから「ああ、こんな作品になったんだ」と見守っていたいです。多くのことを先に決めてからスタートした方が早いのは全くその通りだと。そうなのだけれど、10のうち2や3くらいから相談してみんなの場を作るということをなるべくやってみたい、そんな気持ちです。
それから生活と演劇を両立させるということを考えています。生活や仕事や家庭や別の演劇の現場と両立させながら、挑戦の場所として面白い作品つくっていけないかなあと。参加しやすさ、言い換えると休みやすさについてどうにかならないかと頭をめぐらせています。これはゆるさではなく、自主性と信頼。どうやったら成り立つのか試行錯誤中です。みんながすみませんという言葉をあまり使わないでいられる場でありたいのです。
持続可能であることも同時に叶えていきたいです。バラシ後にほぼ廃棄とならない舞台を目指したいし、演劇を続けていける心身を維持したいです。私が主宰という立場にへこたれてぷいっとならないようにもどうにかしていきたいと思っています。
もしかしたら昨年だった、今年だった。そのくらいこの作品のことはずっと考えていました。この作品に似合う場所は…いよいよ初めての。
劇場公演、やってみようか。
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