楽曲&アートワークの2人に聞く!
えんそくvol.2「時間なら、あるわ」に楽曲で参加してくださっている縫部たまきさん(シロイソラ)とアートワークで参加してくださっているゆえさんに質問しました!
1、初めて演劇に関わると聞いてどう思いましたか?
縫部
バンドの曲以外作ったことがないので不安もありつつ、「やってみたい!」という気持ちに従い、参加させていただきました。
今回を機に、宅録機材を買い揃えました。笑
ゆえ
同じ表現の分野ではありますが、まったく異なる手段である演劇の中で自分のアートをどんなふうに活かせるか、関われるかが未知だったので楽しみでした。
2、演劇のイメージは?
縫部
つくられたもののはずなのに、日常生活以上にリアルを感じられる、不思議な場所。
ゆえ
人対人のイメージです。演者さんとお客さん、演者さんと演者さん、演者さんとスタッフさん、スタッフさんとスタッフさん、もっと沢山あると思いますが色々な方の関わりがあって作られているなとすごく感じます。自分の活動が普段制作から発表まで1人で行うことが多いので余計にそう感じるのかもしれません。
3、今回意識していることは何ですか?
縫部
役者さん一人一人の顔を想像して、その人がその役を演じるならどんな音楽が合っているか、を考えながら作っています。
ゆえ
今回の演目の良さや雰囲気を理解して、視覚的な部分からより魅力的に見てもらえるように意識しています。
4、今回苦労していることは何ですか?
縫部
使う音、曲を作る目的、この2点が普段との大きな違いで、作り方そのものを変える必要があるので難しさを感じています。
ゆえ
自分の想像している雰囲気や良さと、実際演技をしているみなさんや他のスタッフさんが思っている雰囲気や良さとが重なる部分があると嬉しいなと思います
5、見てほしい(聞いてほしい)ところはどこですか?
縫部
どこかに注目してほしいというよりは、その場面を自然に彩る装置として曲が機能してくれたらいいな、と思っています。
ゆえ
今回二つの演目がどちらとも家族のお話で、家の中で起こる出来事が舞台になっているのでフライヤーも窓からの日差しをモチーフにしました。そんなあたたかみが感じてもらえるといいなと思います。
6、楽曲の縫部さんがアートワークのゆえさんに聞いてみたいこと
→過去〜現在で、作品のテーマにどんな変化がありましたか?また、変わらないものはありましたか?
ゆえ
小さな変化はあるものの、一貫して身の回りの日常をモチーフやテーマにしてずっと作品を作っています!その中で視点が変わったり、色の混ぜ方が変わったり、手順が変わったり、、その時々で変わっていくものがあります。
マイナスな感情がでないような肯定的な絵を描こうといつも考えています。誰にでも寄り添えるような、そんな絵にしたいです
7、アートワークのゆえさんが楽曲の縫部さんに聞いてみたいこと
→バンド活動時の制作と今回の制作で人と一緒に作っていく部分で違うところはどこですか?
いつもどんなきっかけから音楽を制作していきますか?
特に、現在どんなことを考えて創作されているのか聞いてみたいです!
縫部
(制作を作曲に限定した上での回答です。)
バンドにおける制作は、表現したい根源の部分からほとんどのアレンジまで自分一人で完結しているので、そもそも人と一緒に作っている意識がほぼありません。制作後の、作品を演奏するときに初めて自分以外の人(メンバー)が登場するのですが、そこから先がまた長いので割愛します。笑
一方、今回の制作は、「演劇」という大きな作品の一部分としての音楽を作っており、作品の魂は他の方々(脚本、監督?、役者の皆さん)が大部分を担っていると考えています。自分は少し離れたところからその魂をよく見て聞いて、「どんな音楽がこの魂に沿っていて、作品をより彩れるか」を第一に考えて制作しています。
音楽を作るきっかけは、最近だと世の中の大きな出来事、例えば戦争や疫病の流行に、心が痛んだり疑問が生じたこと、が多いです。少し前までは、対人関係や将来への漠然とした不安など、個人的な出来事が多かったです。
お二人ともありがとうございました!
公演では音楽や絵にもご注目ください!
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